水の中でぷかぷかする。胎児が見る夢それは生命の記憶
私は水泳が好きだ。
水の中でぷかぷかする。
水の中にいることはなぜあんなに気持ちいいのだろう。
先日、ジムへ行きプールで泳いできた。
私は泳ぐ時、基本クロールである。
私は泳いでいる時にどれだけ水の抵抗を減らして泳げるかを研究したりしながら泳いでいる。
You Tubeでみた水の抵抗のない綺麗な泳ぎをイメージし、身体へインストールしようとする。
微妙な違いを試しながら何度も繰り返していく。
ただずっとクロールばかりだと飽きるので時々平泳ぎしたり、背泳ぎをしたりする。
違う泳法で泳ぐと違う体の動きをするので体の動きが飽きない。
それに、スピードが変わることによる水から受ける肌の感じの違いや、泳いでいる時に見える景色が違って面白い。
背泳ぎしているときは体動かしながらぼーっと天井を眺めている。
泳いている間に、「今日これから何しようかな」と考えたり、頭の中で簡単な英会話をしたりする。(長くは続かない)
おもいっきり泳ぐときは何も考えずひたすら早く泳ぐことに集中する。
おもいっきり泳ぐと一気に疲労がたまり、休む必要が生じる。
そういう時は疲労を回復するついでに水中ウォ–キングなどをしている。
ふわふわ浮かぶように歩くことはリラックスするし気持ちがいい。
そんなことを感じながらぼーっとしていたら、ふとあることが思い浮かんだ。
「水の中にぷかぷか浮かぶことは、人が生まれるまでの間に母の胎内にいる状態に似ている?」
そんなことを考えていたら、昔読んだ本を思い出した。
胎児の世界―人類の生命記憶 中公新書 三木成夫
この本の内容は、「人間の胎児は母の胎内で数億年の進化の歴史を追体験する。」というものである。
最初本を読んだ時この内容にびっくりしたが、考えてみれば当たり前のような気もしてきて不思議な気持ちになったような気がする。
「個体発生は系統発生を繰り返す」という言葉がある。
これは動物の発生は、その動物の進化の過程を繰り返す形で行われるということである。
このような現象が人間の場合母の胎内で起こる。
人間の胎児は、母の胎内で、数億年の進化の歴史を追体験するようなのだ。
数億年の進化の歴史とは魚類、両生類や爬虫類、哺乳類へと長い年月を経て進化してきた痕跡である。
ありきたりな表現であるが神秘的である。
胎児の歴史と進化の歴史が重なり合う
人類皆兄弟どころではない。
生物はみんな繋がっている。
途切れることのない生命の反復。
生命すごい。
この記事面白い。私は短い尻尾のある人を実際に見たことある。
ではまたね。
ぷかぷか。