細胞レベルで恋してる? ブルゾンちえみ現象から見る日本のキャリアウーマン Mー1を見た。
ブルゾンちえみ現象から見る日本のキャリアウーマン
オス!おら、みんなだいふく!(@minnadaihuku)よろしくな!
ところで、みんなさんはMー1見ましたか?
私はたまたまTVをつけて見ていました。優勝はアキラ100%さんという芸人さんでした。
それはそれで面白かったんですが、私には他に気になる人がいます。
それは・・・
ブルゾンちえみ
こ・・・これは・・・って感じです。
噂には聞いておりましたが、実際にネタを見たことはありませんでした。
Mー1ではネタを途中忘れてしまって惜しくも優勝はできなかったのですが、その魅力は十分伝わりました。
私はこの人がとても気になり、後でYOUTUBEのネタを見ていました。
・・・なんなんでしょうこの感じW
すごいです!すごい良いところついてきます!音楽も、顔も、声も、演技とかwith Bも良いです。ネタは構成力ありますね。
面白いです。気になります。
なぜこの人がこんなにも気になったのか私なりに考えてみました。
このネタ、無意識に日本の女性が抱える問題を微妙についている気がします。
ブルゾンちえみは「Sex and the City」やアメリカのドラマに代表されるような、できるキャリアウーマンのパロディをしています。もちろんかなり誇張してあり独自のネタの感性が加わっています。
日本の女性雑誌やドラマとかって、かなりこのアメリカのキャリアウーマンをモデルとしたようなものが良いみたいな書かれ方していますよね。(バリバリ、仕事も恋愛も結婚もこなす私最高みたいな。)
でも実際に日本の多くの会社で、アメリカのキャリアウーマンみたいな感じで働いている人がいたら、「う・・・うん」みたいな感じになると思います。
アメリカのキャリアウーマンの感性は日本の伝統的な感性には合っていないのだと思います。(少なくとも日本の多くの会社では)
ここでいう日本の伝統的な感性とは何か?
それは惻隠の情なのではないか?
詳しくは説明しませんが、簡単にいうと
相手の立場に立って物事を感じ取る
っていうことです。
アメリカのキャリアウーマンの明るくて、ハキハキと、うぇええいの欧米的自我を押し出す文化と、昔ながらの日本人の「何も言わずともわかるでしょ?」的な惻隠の情は合わないのです。(たぶん今の所は)
別にどちらが良いとか悪いとか言っているのではなく、そういうものがあるのだってことです。
これはアナ雪現象にも通じています。
アナと雪の女王が流行った時にも「ありのままの私」というテーマで、この歌がブームになりました。この歌に共感した人が多かったのは普段の自分を出せていない、「本当の私はこんな私ではないのだ」っていう人が多かったからだと思うんですね。それで、日本だと空気による同調圧力があるので余計に「ありのままの私」という歌詞がみんなの心に響いたのだと思うんです。
でもアナ雪みたいな西洋的自我の「私」を押し出すドーーン、ウェーーイは日本のように「曖昧な私」の土壌文化では時に滑稽に見えてしまうことがあります。
でもこの現象かなり現在起こっていると思います。なぜなら女性誌やドラマではアメリカのキャリアウーマンがモデルとされ、そのようになりたいと思う女性がいる一方、それに合わない日本の社会文化のズレがあるからです。
そのズレた滑稽さをパロディにしてやってのけたのがブルゾンちえみなのではないかと思うのです。(たぶん)
ブルゾンちえみは日本のJKから流行ったと聞いたので、JKは見る目あると思います!
彼女たち身体感覚で時代捉えてる気がしますね。(たぶん)
ブルゾンちえみの芸に対して、時代の病理的滑稽さを女子高生が無意識に気づき「これだ!」と思ったのではないのかなと思いました。
笑。
ていうか、こんなに書くと思わなかったです。
とにかくブルゾンちえみ面白いです。
ブルゾンちえみ要チェックです。
今日のみんな大福
- ブルゾンちえみに心奪われてる。
- みんなが働きやすい環境になりますように( ^ω^ )