これからのビジネスに必要なのは美意識?
曇りなき眼で見ることは難しい。
さて、皆さんは普段暮らしていて以下のような3つの疑問を持ったことがないだろうか?
(私はある)
1、あの人はたしかに論理的に話しているけど、直感的に言っていることがトンチンカンに感じる。
2、なぜ私は必要のないものばかりを買ってしまうのだろう?
3、お金を儲けている人はずるいことばかりしてお金稼いでるんじゃないのだろうか?
このような問いを持つ人は私以外にもいるだろう。
このような疑問を解くためのヒントを以下の本で得た。
山口 周 光文社 2017-07-19
この本を要約すると以下のようになる。
現在の複雑で不安定な社会の中ではビジネスにおいて「サイエンス重視の意思決定」だけではうまくいかない。
だから功利的な理由で世界のエリートはアートで美意識を鍛えている。
例えば一つの例を考えてみた。
以下のものを見たときどう感じるだろう?
あ か
赤と読んでしまうだろう。
でも何を感じるだろうか?
純粋に見るという感覚へ徹した場合は青を感じるはずである。
人は言葉によって意味を理解したと思った瞬間に、見ると言う感覚を捨ててしまいがちである。
例えば、美術館へ行って絵をみた時、作品の解説を読んだだけで絵をほとんど見ない人がいる。
これは作品の解説を読んだだけで頭で理解したつもりになっているが、絵の色や線を感じ、鑑賞していない可能性がある。
別に美術館にいかなくても普段の暮らしの中でこのような美意識を働かせる状況はいくらでもある。
・天気の良い日に空を見上げて、あの青さを見ること。
・ビジネスにおいて交渉した時の表情、身振り、言葉の話し方を感じること。
・噂で良くも悪くも言われている人やものと出会った時に、噂の通りに判断することを保留しありのままに己の感覚で理解しようとすること。etc...
このように普段の暮らしの中で美意識がかかわる場面はいくらでもある。
現代の複雑で不安定な社会で「なにかがおかしい」と感じたのならば、美意識が道無き道を行くための道しるべとなるのかもしれない。
以上これからのビジネスに必要なのは美意識?の記事でした。
今日のみんな大福
これからのビジネスに必要なのはロジカルシンキングだけじゃない。美意識こそがキーになる。